解体工事と自分で

解体工事は一般的に、解体業者に依頼をする人が多いでしょう。
しかし、費用も高いですし「自分で出来たら」と思う人もいるようです。

自分で解体工事をするのは、法的に問題はないのでしょうか。
また、必要な許可や申請、費用についても気になります。

そこで今回は、解体工事を自分で行う事について、詳しく解説しましょう。

解体工事を自分でする事は出来る?

結論から申し上げると、自分で解体工事をする事は法的には問題ありません。
解体業者などは様々な許可を受けていますが、それは事業として解体工事を行う場合のもの。

個人で自分の持ち家などの解体をする際には、特に許可を取る必要はないのです。

自分で解体工事をするのに必要な申請は?

自分で解体工事を行うにあたって、特別な許可は必要ありません。
しかし、いくつかの申請は必要になります。

  • 建設リサイクル法の申請
  • 道路使用許可申請
  • 建物滅失登記

自分で解体工事を行う予定の建物の面積が80㎡以上あり、特定の建材を使用している場合には「建設リサイクル法」の申請が必要です。
解体工事を始める7日前までに申請を行わなければならないとされています。

申請方法については、地域によっても異なりますから、お住まいの自治体などに確認をしておきましょう。
また、重機や作業車などを道路に停めて工事を行わなければならない場合があります。

その際には事前に「道路使用許可申請」を行わなければなりません。
この届け出は、お住まいの地域を管轄している警察署へ申請をします。

そして、解体工事が無事終わった際に必要な申請が「建物滅失登記」です。
工事終了後、1ヶ月以内に行わなければなりません。

お近くの法務局に申請をしましょう。

解体工事を自分で行う建物がアスベストを含む場合は要注意

基本的には、自分で解体工事を行うのは問題はありません。
しかしレベル1、2のアスベストを含む建物の解体は、専門業者が行わなければなりません。

アスベストは発ガン性があり、今は使用されていない建材です。
解体によって飛散したアスベストを吸ってしまうと、肺がん等を患うリスクがあります。

ですから、アスベストの処理に関しては専門的な方法を取らなければならないのです。
自分はもちろん、近隣住民の健康をも脅かす重大な事ですから、費用がかかっても必ず専門業者に依頼しましょう。

解体工事を自分で行うと費用の節約になる

解体工事を自分で行うと費用の節約になる

解体工事は、専門業者に依頼をした場合数百万円単位の費用がかかります。
しかし、自分で行う場合には数十万円程に抑えられるでしょう。

自分で解体工事を行う事で、費用を大幅に抑える事が出来ると言えます。

解体工事を自分で行う場合の注意点

解体工事を自分で行う場合の注意点

自分で解体工事をする事は、法的にも問題は無く費用も大幅に抑える事が出来ます。
しかし、注意しなければならない点もいくつかあるのです。

自分で解体工事をする場合もご近所へ配慮をしっかりと

解体工事では、騒音や粉塵、振動などご近所に様々な迷惑をかけてしまいます。
まず、事前にしっかりと挨拶をしておきましょう。

自分で行うという事は、工事の説明もしなければなりません。
近隣住民の疑問に答えられるよう、工事の期間や時間帯などを決めてから挨拶に行くと良いでしょう。

騒音や粉塵対策の養生シート設置や散水も、しっかりと行わなければなりません。
作業時間帯については、早朝や深夜は避けましょう。

解体工事を自分で行った際のトラブルは自己責任

解体工事を行う上で注意しなければならないのが、トラブルや事故など。
騒音や粉塵でのトラブルはもちろん、倒壊などという事になってしまっては大変です。

また、重機や作業車での事故は、専門業者でもあり得る事。
細心の注意を払う必要があります。

自分で解体工事を行うという事は、そんなトラブルの際の責任も全て自分で負わなければなりません。

自分で解体工事をして出た廃棄物の処分場は信頼出来る業者に

自分で解体工事を行った場合でも、がれきや廃材などが「産業廃棄物」として見なされる場合があります。
その場合は、産業廃棄物処分免許を持つ専門業者に処分を依頼しなければならないのです。

しかし、「業者に頼んだから安心」ではありません。
中には不法投棄などの違法行為をする悪徳業者も存在します。

もしも自分で依頼した処理業者が不法投棄をした場合、自分自身が罰せられる事もあるのです。
ですから、廃棄物の処理業者選びには注意が必要でしょう。

自分でやるより解体工事業者へ依頼する方が安心

自分でやるより解体工事業者へ依頼する方が安心

ここまで、自分で解体工事を行う事について色々とお話させて頂きました。
廃棄物の処分や申請などの様々な手間や、トラブルの際のリスクを考えると、解体工事は専門業者に依頼をするのが一番安心でしょう。

信頼出来る解体工事の業者選び

解体工事を自分で行わず専門業者に依頼をするなら、信頼出来る業者を選びましょう。
中には、不当な金額の費用を請求したり、規定を守らず工事を行う悪徳業者も存在します。

そのような業者に当たらないためには、事前に複数の業者から見積りを取り、内容を比較する事が重要なポイントです。
忙しい人には、ネットの見積りサイトなどを利用するのがオススメでしょう。

短時間で簡単に、条件に合った解体業者を見つける事が出来ます。
また、見積りサイトでは独自の審査基準で解体業者を審査してから登録をしていますから、悪徳業者に当たるリスクが低いのもメリットなのです。

業者同士を競わせる事によって、費用を抑える事にも繋がるでしょう。

解体工事と自分でのまとめ

解体工事と自分でのまとめ

解体工事を自分で行う事は可能です。
基本的には特に許可は必要ありませんが、幾つかしなければならない申請はあります。

また、アスベストを含む建物の解体については、専門業者に依頼しなければなりません。
解体工事を自分でする事によって、費用は大幅に抑える事が出来るでしょう。

しかし、様々な申請やトラブルなどを考えると、解体業者に依頼した方が安心と言えるでしょう。