解体工事の注意事項

引っ越しや建て替え等のために、家を解体しなければならない事があります。
しかし多くの場合、解体工事を行う機会は人生のうちでそう多く訪れるものではないでしょう。

ですから、どんな事に気をつけるべきなのか分からないという人もいるかと思います。
そこで今回は、後々のトラブルを防ぐためにも、解体工事の際の注意事項について詳しくお話しましょう。

自分で気をつけるべき解体工事の注意事項

解体工事においての注意事項には様々なものがありますが、自分自身で気をつけられる事があります。
工事が始まってからあたふたしないためにも、しっかりと把握しておきましょう。

解体工事前の挨拶は重要な注意事項のひとつ

解体工事をはじめ、建設工事では騒音や粉塵、振動などご近所に多くの迷惑をかける事になります。
ですから、事前に近隣のお宅に伺い、しっかりと挨拶や説明を行いましょう。

工事の詳細に関する説明は、解体業者と一緒に行く事で分かりやすく、理解してもらえる事が多いものです。
また、工事が始まったらやっぱり我慢できないとう事もあります。

そんな時、クレームやトラブルを防ぐためにも”気兼ねなく申し出て下さい”という旨を伝えておくと良いでしょう。

解体工事後の滅失登記は気をつけたい注意事項

家などの建物を解体した際には「建物滅失登記申請」を行わなければなりません。
取り壊してから1ヶ月以内に、必要書類を揃えて法務局に提出します。

本人、または土地家屋調査士に依頼して行いましよう。
もしも滅失登記を行わず放っておいた場合、罰則として10万円以下の過料が課せられます。

刑罰ではありませんが、建て替えや売却などの際にトラブルになり兼ねませんから、速やかに行った方が良いでしょう。

業者に気をつけて欲しい解体工事の注意事項

業者に気をつけて欲しい解体工事の注意事項

解体工事の際の注意事項には、業者側に守って欲しいものもあります。
自分自身ではどうしようもない部分に見えるかもしれませんが、知っておく事で業者選びにも役立つでしょう。

解体工事の注意事項1:アスベスト除去

古い建物の解体工事で気をつけなければならないのが、アスベストの有無です。
アスベストとは、耐熱性や保温性、絶縁性に優れた物質で、1970年~1990年頃まで多くの建物に使用されていました。

しかしその後、発ガン性がある事が発覚し、今では使用が禁止になっています。
建物を解体した際に空気中に飛散ひたアスベストを吸ってしまうと、肺がん等を引き起こす危険性があるのです。

ですから、アスベストを使用している建物の解体に関しては、専門業者による除去工事が必要なのです。
しかし、中にはアスベストの除去に必要な工程をしっかりと踏まない業者や、アスベストがあると知っていながら通常の解体工事を行う悪徳業者も存在します。

人の命にも関わる事ですから、注意事項としてしっかりとアスベストの除去を行ってくれる業者を選ばなくてはなりません。
また、築30年以上の建物にはアスベストが使用されている可能性がありますから、しっかりと確認をしましょう。

解体工事の注意事項2:騒音や粉塵

解体工事では、どうしても大きな騒音や粉塵が発生してしまいます。
事前に近隣からは理解を得ているとは言え、迷惑をかける事に変わりはありません。

騒音や粉塵を最小限に防ぐための注意事項として挙げられるのが、養生シートや粉塵対策の散水です。
このような基本的なプロセスをしっかりと守って工事行う事が、騒音や粉塵を最小限に留め、ご近所への配慮に繋がります。

しかし、中には機能を果たさないボロボロの養生シートを使用していたり、散水を怠る業者もいるのです。
騒音や粉塵対策をしっかりと守ってくれる業者を選ぶ事が重要でしょう。

解体工事の注意事項3:廃棄物の処理とマニフェスト伝票

解体工事の際の注意事項として重要なのが、廃棄物の処理です。
解体現場からは、木や金属、ガラスなど様々な種類の廃棄物が出ます。

それらはゴミやリサイクル品となりますから、正しく廃棄しなくてはならないのです。
しかし、中には処分代を抑えるために不法投棄をする業者もいます。

不法投棄は業者だけでなく、施主側にも責任が課せられますから注意が必要です。
そこで、業者に確認してもらいたいのがマニフェスト伝票というもの。

マニフェスト伝票とは、廃棄物の処理について依頼した処理業者がきちんと廃棄物を廃棄したのかを確認する伝票です。
解体業者はその伝票を保管しておく義務があります。

解体工事の注意事項を守ってくれる業者を選ぼう

解体工事の注意事項を守ってくれる業者を選ぼう

ここまでお話させて頂いたように、解体工事の注意事項には様々なものが挙げられます。
もしも業者が注意事項を守ってくれなかった場合には、様々なトラブルを引き起こす可能性もあるでしょう。

ですから、注意事項をしっかりと守って工事を行ってくれる業者を選ぶ事が重要なのです。

見積りは複数の業者から取ろう

解体工事の注意事項を守って誠実に工事を行ってくれる業者を選ぶには、事前に複数の業者から見積りを取りましょう。
一括見積りサイト等を利用する事で、時間の短縮が可能です。

見積りサイトでは、悪徳業者の登録を避けるために独自の審査基準を設け、業者をふるいにかけています。
ですから、優良業者を見つけやすいのです。

また、複数の見積りを同時に取る事で業者同士が競い合い、費用を抑えられる可能性もあるでしょう。

解体工事の注意事項のまとめ

解体工事の注意事項のまとめ

解体工事の際の注意事項には、自分で気をつけられるものと、解体業者に気をつけて欲しいものがあります。
注意を怠った場合には、様々なトラブルに繋がる可能性があるでしょう。

ですから、注意事項をしっかりと守って工事をしてくれる業者に依頼をする事が大切です。
事前に複数の業者から見積りを取り、信頼出来る業者を選びましょう。