解体工事と契約書

解体工事を依頼する業者が決まったら、いよいよ工事が始まります。
しかし、ここで見積りだけで内容は確定なのでしょうか。

建設工事などでは必ず契約書を交わします。
解体工事では必要ないのでしょうか。

そこで次回は、解体工事の契約書について、詳しく解説したいと思います。

解体工事に契約書は必要?

解体工事を依頼する際に、契約書を交わさない業者も存在します。
しかし、結論から申し上げると、解体工事でも契約書を交わす事は建設業法で定められているのです。

様々なトラブルを防ぐためにも、契約書はしっかりと交わしましょう。

解体工事で契約書がないとどんなトラブルが生じる?

解体工事で契約書を交わしていないと、工事内容が見積りと異なった際に「言った・言わない」などのトラブルに繋がります。
契約書は、工事の内容や金額について「約束」をするものですから、守らなければならない義務が生じるのです。

また、業者によっては「うちは契約書は無い」というところもあるようですが、そのような業者は避けた方が良いと言えます。

注文書や注文請書でも大丈夫?

注文書や注文請書を渡して契約成立とする解体工事業者も存在します。
素人からすれば、業者にそう言われれば、そういうものなのかと納得してしまいがちです。

しかし、注文書や注文請書は契約書ではありません。
はっきりと、「契約書を交わして欲しい」と要望しましょう。

解体工事の契約書はいつまでに交わせばいい?

解体工事の契約書は、遅くとも工事を開始したい約1ヶ月までには交わしましょう。
人気の解体業者ほど多くの工事を請け負っていますから、早めにスケジュールを抑えておかなければ希望通りに完了できない恐れがあるのです。

見積りの段階で、いつまでに終わらせたいという相談をしておくと良いでしょう。

解体工事の契約書にひな形や書式はある?

解体工事において、契約書のひな型や決まった書式はありません。
ですから、業者によって様々な形があります。

中には、契約書とは名ばかりの簡単なものもありますから、内容をしっかりとチェックしなければならないのです。

解体工事の契約書に記載されているべき5つの項目

解体工事の契約書に記載されているべき5つの項目

解体工事の契約書に記載されているべき内容について、5つの項目をまとめてみました。

1.工事内容の詳細

まず大切なのは、解体工事の内容です。
どこをどのように解体するのかが記載されている事を確認しましょう。

もし間違っていた場合にも、契約書に印鑑を押してしまえばそれは了承した事になってしまいます。
部分解体など場合には特に、この内容や範囲が間違っていないか注意しなければなりません。

2.金額について

契約書の確認で重要なのが、解体工事の金額です。
見積りの金額と合っているかどうかを、しっかりと確認しましょう。

後になって不当な追加費用を請求されないためにも、契約書に記載してある事が重要です。
支払い方法や期限などの詳細が書かれているかどうかも確認しましょう。

また、工事が始まってからのトラブルによる追加費用などについても確認をしておく必要があります。
例えば、地中埋設物の有無などは、工事が始まって基礎を掘り起こしてみてからでなければ分からないのです。

そのような場合の追加費用についても、契約時に確認しておくと良いでしょう。

3.工期

わざわざ契約書に記載しなくても良いのではと思う人もいるかもしれませんが、工期に関してもしっかりと記載してもらいましょう。
万が一大幅に工期が遅れた場合、次に控えている新築工事や土地の売買に影響がでる可能性もあるのです。

解体工事の開始日や完了予定日を契約書に記載する事によって、工期の遅れによって損害が発生した場合に賠償請求が出来る可能性があります。
ですから、工期についてもしっかりと契約書で交わす事が重要なのです。

4.損害賠償について

賠償請求に関してのお話が出ましたが、解体工事において損害が生じた場合の対応についても、契約書に記載しておく必要があります。
工事中の思わぬ事故や、隣家を傷つけてしまうなどのトラブルは珍しくありません。

業者が保障してくれなかったとしても、施主として無視するわけにはいかないでしょう。
ですから、業者が保険に入っているかどうかも確認しておく事をオススメします。

5.解体工事の完了について

こちらも見落としがちですが、「何をもって解体工事の完了とするか」という事は重要です。
一般的には解体の後、「整地」と言って土地をきれいにならしてから引き渡しとなります。

しかし、この整地も業者によって程度が異なるのです。
特に解体後に土地を売る場合、きれいにならされていた方が高く売れたり、早く売れる傾向にあると言います。

どのような形で引き渡して欲しいのかという要望をしっかりと伝え、契約書に記載してもらいましょう。

契約書をしっかりと交わす解体工事業者を選ぼう

契約書をしっかりと交わす解体工事業者を選ぼう

そもそも、契約書を交わさない解体業者は信頼できません。
法律でも定められていますから、しっかりと契約書を交わす解体工事業者を選びましょう。

信頼出来る業者を選ぶには、事前に数社からの見積りを取る事が重要です。
内容を比較する事で、より優良で自分の条件に合った解体業者を選ぶ事に繋がるでしょう。

簡単に複数の業者からの見積りが取れるのが、「一括見積りサイト」です。
ネットに必要事項を入力するだけで、最大3社からの見積りを取る事が出来ます。

このようなサイトでは、登録の際に独自の基準による審査を行っています。
業者をふるいにかけていますから、悪徳業者にあたるリスクが低いのもオススメのポイントなのです。

解体工事と契約書のまとめ

解体工事と契約書のまとめ

解体工事を依頼する際には、契約書を交わす事が「建設業法」で定められています。
様々なトラブルを防ぐためにも、しっかりとポイントの項目を押さえて契約書を交わしましょう。

そもそも、契約書を交わさない解体業者は信用できません。
事前に複数の業者から見積りを取り、信頼出来る解体業者を選びましょう。