古民家解体費用

空き家になっている持ち家などを、解体しようと考えている人もいる事でしょう。
また、古民家付きの物件の購入を検討している人もいますよね。

「古民家」とは、実はハッキリとした定義はありません。
しかし、一般的には築50~60以上の建物を指すようです。

そのような建物を解体するには、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、古民家解体の費用について、詳しくお話したいと思います。

Contents

古民家解体費用の相場は?

古民家解体費用は、木造の古民家で一坪あたり3万円~5万円程度だと言われています。
しかし、解体業者によっても大きく異なるのです。

中には、数十万円の差が出る事も珍しくありません。
では、古民家解体について詳しく見ていきましょう。

古民家解体費用の内訳

古民家解体費用の内訳は様々ですが、主に以下のものが挙げられます。

  • 人件費
  • 重機や機材の利用や運搬代
  • 廃棄物処理費用

重機や機材の費用に関しては、古民家の立地条件によっても変動しやすい部分です。
例えば、”隣接している道路が狭くて重機が入れない”とか、”大きな柱を運ぶのに別で機材が必要”という場合もあるでしょう。

また、廃棄物処理費用も廃棄物の量で変わる部分です。
しかし、これらの内訳を細かく見積もりに記載している業者は多くありません。

気になった事は納得いくまで聞いてみましょう。

古民家解体にかかるその他の費用

古民家解体にかかるのは、解体費用だけではありません。
建物の条件によって別途かかってくる費用もあるのです。

例えば、浄化槽や井戸、カーポートなどがある物件に関してはそれらの撤去費用がかかります。
また、ブロック塀や樹木の撤去、家の中の家電の処分を頼む場合もあるでしょう。

立地によっては工事を行うにあたり、交通誘導員が必要な場合もその費用が別途かかります。
各種届け出などの事務手数料が必要な場合もあるのです。

このように、解体する古民家の立地や条件によって費用は大きく変動します。
見積もりの際にしっかりと確認をしましょう。

古民家解体にかかる期間

古民家解体にかかる期間は、木造の2階建てで平均で約1週間前後だと言われています。
しかし、季節や天候、解体の条件によっても変わりますから、少し余裕を持って考えておくと良いかもしれません。

古民家解体費用が安くなる方法はある?

古民家解体費用が安くなる方法

古民家解体費用は、なるべく安く済ませたいものです。
何か、安くなる方法は無いのでしょうか。

古民家解体に補助金や助成金がある?

古民家を解体するのに、補助金が出る場合があります。
また、古民家を再生するにあたっての費用を少し、助成してもらえる事もあるのです。

しかし、これは古民家の建っている自治体によっても違います。
自治体によって、あるところと無いところがあるのです。

古民家解体をする前に、自治体に確認をしてみると良いでしょう。

古材を買い取ってくれる?

「古材」とは、建物を解体した際に出る再利用可能な木材などを指します。
解体業者の中には、この古材を買い取ってくれる所もあるのです。

しかし、古材を買い取ってもらえるからと言って解体費用が安くなるとは限りません。
再利用する木材に傷がつかないように、業者は慎重に作業を行わなくてはならなくなります。

そのために人員や重機が増えたり、工期が伸びる場合もあるからです。
見積もりの際に、古材の買い取りがある場合と無い場合の両方を出してもらうと良いでしょう。

古民家解体はリノベーションで再利用もオススメ

古民家は、全て解体してしまわずリノベーションする事も出来ます。
近頃では、古民家ブームに乗ってリノベーション目的で古民家を購入する人も増えているのです。

古民家の風合いや思い出をそのままに、現代の生活にも馴染みやすい家づくりが出来る事が魅力でしょう。
また、古民家は古き良き時代の建築方法によって、とても丈夫な建物が多いのもメリット。

解体して建て直しを考えている人は一度、リノベーションも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

古民家解体費用のまとめ

古民家解体費用のまとめ

古民家解体には相場はあるものの、立地条件や業者によっても大きな変動があります。
古材を買い取ってもらうかどうかも、事前に検討しておきましょう。

自治体によっては助成金や補助金もありますから、調べてみる事をオススメします。
全て解体してしまうのか、リノベーションするのかによっても、費用は変わってくるでしょう。

素人からすると内訳が分かりづらい古民家解体費用。
事前に何社かの見積もりを比較し、納得して依頼出来る業者に決める事が最も重要なのです。