家族構成やライフスタイルの変化により、家の大きさを変えたいと思う人もいますよね。
リフォームを行うために部分解体(減築)したいという場合もあるでしょう。
そもそも、家の一部分だけを解体する事は出来るのでしょうか。
そこで今回は、部分解体について詳しくお話しましょう。
Contents
家の部分解体は出来るの?
基本的に、家の一部分を解体する事は問題ありません。
しかし中には、家の構造上の問題によって断られるケースもあります。
“出来る・出来ない”という基準は業者によっても多少異なりますから、一度断られても他の業者に当たってみるのも良いでしょう。
家の部分解体の際に確認申請は必要?
部分解体の際に確認申請が必要かどうかは、どこをどのように解体するのかによって異なります。
また、解体後にリフォーム等によって増築する場合は事前に確認申請が必要な場合も多いようです。
様々なケースがありますから、事前にしっかりと調べてから行いましょう。
家の部分解体の費用は?
家の部分解体には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
家の部分解体は割高?
部分解体に関しては、その家の構造や条件によって大きく差があるため、一概に”いくらぐらい”とは言えません。
また、業者によっても違いますし、リフォーム会社等の紹介であれば中間マージンも発生します。
一つ言えるのは、全部を解体するよりも、部分解体は割高です。
面積が少なくとも、交通費や重機のレンタル料などは全解体と同じようにかかるからです。
家の部分解体に助成金はある?
残念ながら、家の部分解体に対しての助成金は基本的にありません。
しかし、「特定空家」には助成金が出る事があります。
「特定空家」とは、放っておけば倒壊等の著しく安保上危険となる恐れのある家屋や、衛生上有害となるおそれのある家屋などの事です。
もしも解体したい建物が長期間空き家となっている場合は、助成金が出るかどうか事前に確認をしてみましょう。
部分解体費用は複数の見積もりを取ろう
部分解体の費用は、工事の内容や中間マージン、業者によっても大きく差があります。
複数の業者から見積もりを取り、内容も比較した上で信頼出来る業者に依頼しましょう。
ブロック塀だけ部分解体したい
ブロック塀だけ解体して、庭の使い方を変えたいと思う事もあるでしょう。
また、古くなったブロック塀は危険ですので、地震などで崩れる危険性もあります。
事前に見極めて解体する事は良いでしょう。
ブロック塀だけを解体する場合の解体費用の相場は、1㎡あたり1万~5万と言われています。
しかしこれに関しても、隣接している道の幅や家との位置関係など、条件によって異なるのです。
業者によっても差がありますから、ブロック塀だけの解体の場合も、複数の業者に見積もりを取りましょう。
家の部分解体の注意点
家の部分解体には、いくつか注意するべき点があります。
詳しく見て行きましょう。
部分解体する前に家の構造をチェックしよう
家の部分解体をする際には、事前に家の構造をチェックしましょう。
残す柱、切っても良い柱を考て解体工事をしなければ、解体後に耐震が低くなったり、傾いたりする事があるのです。
家の構造の調査は、建築士に行ってもらうのが一般的でしょう。
長屋の部分解体はトラブルが多い
長屋の部分解体は、トラブルが多く特に注意が必要なようです。
長屋は隣と壁で繋がっており、それを壊す訳ですから近隣にとっては当然、迷惑な事も多いのです。
騒音や粉塵(ほこり)、また工事の際にキズがついたり傾いたと言った苦情にもなりかねません。
そのようなトラブルを防ぐためにも、事前にしっかりと建築士による家屋調査を行いましょう。
そして、近隣への丁寧な挨拶は忘れてはいけません。
家の部分解体のまとめ
家の部分解体には、様々なケースが存在します。
そのため、かかる費用や手続き等にも大きな違いがあるのです。
解体の際のトラブルを防ぐためにも、事前の家屋調査と費用の見積もり、近隣への挨拶はしっかりと行いましょう。
費用に関しては、複数の業者の見積もりを取る事をオススメします。