愛知県の北部に位置する江南市は、人口約9.9万人の都市。
名古屋市へは名鉄ミュースカイで約20分ほどと非常にアクセスも良く、通勤・通学にも便利な町です。
自然の残るのどかな地域ですが、生活するのには比較的便利で治安も良い事から、子育て世代に人気があります。
そんな江南市は、古くから住宅の多い地域。
建物の解体やリフォームをお考えの方もいる事でしょう。
そこで今回は、愛知県江南市の解体費用の相場について、詳しく解説したいと思います。
解体費用の相場は、実は地域によって異なります。
事前にしっかりと把握しておく事で、資金計画にお役立て下さい。
Contents
江南市の解体費用の単価坪は?
愛知県江南市で建物の解体を行う場合、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
坪単価や実際の費用例を少しご紹介しましょう。
江南市の解体費用の坪単価
こちらは、江南市の解体費用の坪単価です。
構造 | 坪単価 |
---|---|
木造 | 2.5万円 |
鉄骨造 | 2.8万円 |
RC造 | 3.5万円 |
このように、建物の造りによって解体費用の相場は異なります。
頑丈な建物ほど、解体するのに手間が掛かるからです。
鉄骨や鉄筋を使用した建物は、大きな重機を使用したり、段階的な工程を踏みながら壊していく必要があります。
一方、木造などの建物は、ある程度まで一気に重機で解体してしまえる物が多いのです。
ですから、通常は木造よりも鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造の方が、解体費用は高くなる傾向にあります。
また、上記は建物の解体そのものに掛かる費用の相場です。
工事全体ではこの他に、人件費や設備費、産業廃棄物の処分代などの「その他の費用」が掛かるという事を覚えておきましょう。
江南市の解体工事の費用例
江南市で実際に行われた、解体工事の費用例を少しご紹介しましょう。
構造 | 坪数 | 費用 | 日数 |
---|---|---|---|
木造2階建 | 89坪 | 276万円 | 14日間 |
鉄骨造2階建 | 21坪 | 43.2万円 | 10日間 |
鉄骨造平屋 | 7坪 | 23万円 | 8日間 |
RC造+木造小屋 | 11坪 | 41.3万円 | 3日間 |
木造2階建 | 36坪 | 111.2万円 | 7日間 |
解体費用の相場についてのお話をさせて頂きましたが、実際には、その通りになるものばかりではありません。
解体費用は、建物の大きさや立地、依頼する業者やアスベストの有無など、様々な条件によって変動するからです。
ですから、上記のような事例に関しては、おおよその参考程度にお役立てください。
江南市で解体費用が高くなるのはどんなケース?
様々な要因によって変動してしまうのが解体費用ですが、予算を大幅にオーバーするような事は、避けたいものですよね。
そこで、江南市で解体費用が高くなるのはどんなケースなのかを、事前に把握しておきましょう。
アスベストを含んだ建物
建物が老朽化してしまったという理由で、解体工事を行う方は多いかと思います。
そんな築年数の古い建物には、アスベストが含まれている可能性があります。
アスベストを含む建物の解体には、通常よりも多くの費用が掛かると覚えておきましょう。
アスベストとは、かつて建材に多く使用されていた天然鉱物です。
耐久性や汎用性の高さから「奇跡の鉱物」と呼ばれ、1970~1990年代ごろまで非常に重宝されていました。
しかし、目に見えないほど細かなその繊維は、空気と一緒に吸い込む事で様々な健康被害を招く事が分かったのです。
それ以来アスベストは規制され、現在では使用が禁止されています。
しかし、それ以前に建てられた建築物には、未だに含まれている可能性があるのです。
アスベストの解体は危険を伴うため、高い費用が掛かります。
江南市は、古くから住宅の多い地域ですから、築年数を重ねた建物は多い事でしょう。
古い建物の解体をお考えの方は、事前にアスベストの含有調査を行いましょう。
狭小地での解体工事
解体費用を高くしてしまう要因の一つが、立地条件です。
中でも、隣接する建物との距離が近い立地での解体工事は、費用が割高になるでしょう。
狭い場所には重機や作業車が入るスペースがありません。
そうなると、本来機械で行う作業を人力で行う事になります。
工期が延びる分、人件費や設備費などがかさむのです。
また、状況によっては別途、交通誘導員を設置しなければならないケースも少なくありません。
江南市のように住宅街の多い地域では、狭小住宅の解体をお考えの方もいる事でしょう。
解体予定の建物が、狭い場所に建っているという方は、多めに予算を組んでおくと安心です。
江南市で解体費用を抑えるためのポイント
解体費用は変動するものですが、高くなるばかりではありません。
工夫次第では、安く抑える事も出来るのです。
ここからは、江南市で解体費用を削減するポイントをいくつかご紹介しましょう。
江南市に解体工事で利用できる補助金制度はある?
江南市には、解体費用の削減に繋がる、様々な補助金制度が設けられています。
その一部をご紹介しましょう。
木造住宅解体工事費補助
旧基準木造住宅の解体工事を行う者に対し、予算の範囲内において補助金を交付
木造住宅耐震改修費補助
地震発生時における木造住宅の倒壊による災害を防止するため、耐震改修を行う方に、補助金を交付
住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金制度
自ら居住する市内の住宅に地球温暖化対策設備を設置される方に、設置費の一部を補助
江南市の補助金制度は、充実していると言えます。
住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金制度では、以下の設備の設置が補助金の対象です。
- 住宅用太陽光発電システム
- 定置用リチウムイオン蓄電システム
- 家庭用エネルギー管理システム
- 家庭用燃料電池システム
- 電気自動車等充給電システム
また、木造住宅に対しての無料耐震診断も行っていますので、是非ご利用ください。
ただし、これらの制度は、無条件に受けられるものではありません。
事前に審査を受け、定められた基準を満たすと判断された場合に、利用が出来るのです。
工事が始まってからでは申請出来ない制度がほとんどですので、余裕を持って手続きを行いましょう。
自分で出来る事は業者に依頼しない
解体工事には、単に建物を壊すだけの場合もあれば、外構まで全て処分して更地にするような場合もあります。
完了までには様々な項目をこなす必要があり、その1つ1つに費用が掛かっています。
ですから、業者に依頼する項目を減らす事が、解体費用を抑えるポイントなのです。
実は、自分で出来る事というのも、意外に多くあります。
例えば、家屋内に残る不要品の処分は、ゴミの日や粗大ゴミの回収を利用して江南市に回収してもらいましょう。
業者に依頼すると産業廃棄物として処分されるため、費用が割高になるのです。
また、小さな倉庫やウッドデッキなどの解体であれば、自分で出来る人もいるでしょう。
登記などの届出の中にも、書類を提出するだけの簡単なものもあります。
自分で出来る事を探して、解体費用の削減を行いましょう。
複数の業者から見積りを取ろう
解体費用を安く抑えたい方は、業者選びも自分で行いましょう。
他社からの紹介は安心感こそありますが、ほとんどのケースで中間マージンが発生します。
中間マージンは、解体費用の約10%とも言われているのです。
自分で探して直接契約するだけで、それだけの費用が削減出来ます。
そして、その際には始めから1社に決めるのではなく、複数の業者から見積りを取り比較しましょう。
価格競争に繋がる事で、費用が安くなる可能性があります。
そこで、オススメしたいのが一括見積りサイトです。
ネットで簡単に、複数の業者から見積りを取る事が出来ます。
また、そのようなサイトでは、事前に審査を行った上で業者を登録しています。
いわゆる、悪徳業者にあたるリスクを軽減できるのです。
当サイトがオススメしている見積りサイトには、江南市周辺の解体業者も多数登録しています。
気になる方は、ぜひ一度お試しください。
江南市と解体のまとめ
愛知県江南市の解体費用の相場は、坪単価2.5~3.5万円ほどです。
ただし、建物の大きさや構造、立地条件などにより変動しますので、参考程度にお考えください。
解体費用を抑えるためには、自分で出来る事は自分で行いましょう。
業者選びも自分で行えば、中間マージンを削減できます。
見積りサイトなどを利用すれば、素人の方でも簡単かつ安全に、業者選びが出来るでしょう。