店舗のスケルトン解体工事の費用はどれくらい？抑えるには？

飲食店や美容室など、店舗を経営している人は沢山いる事でしょう。
また、会社のオフィスが貸し店舗という場合もあるかと思います。

しかし、移転や廃業などのために、借りていた店舗を解約しなければならない事があります。
貸店舗では多くの場合、移転などの際に「スケルトン解体」や「原状回復」をしなければなりません。

スケルトン解体工事の費用は、どれくらいかかるのでしょうか。
そこで今回は、店舗のスケルトン解体の費用について、詳しくお話したいと思います。

スケルトン解体とは原状回復の事？

借りていた店舗を解約する際、スケルトン解体や原状回復をしてくださいと言われる事が多いでしょう。
そもそもこのスケルトン解体と原状回復は、同じものと捉えている人が多いようです。

しかし、この2つは、微妙に意味が異なります。
スケルトン解体とは、建物の構造はそのままに内装のみを解体する事です。

仕上がりは、コンクリートの打ちっ放しの状態と言えば分かりやすいでしょう。
一方、原状回復都は、「元の状態に戻す」という事。

この場合の仕上がりは、もともとの状態がどのようなものだったかによると言う事なのです。
この2つは似ていますが、費用の相場も若干異なるでしょう。

店舗のスケルトン解体の費用

店舗のスケルトン解体の費用は、相場では1坪あたり2万円～5万円ほどのようです。
しかし、内装の状態や、業種によっても大きく異なります。

例えば、調理設備の多い飲食店やカラオケなどの解体は、作業に手間が必要なため単価が高くなる傾向にあります。
逆に、ほとんど特別な設備が必要のないエステサロンなどは、安く済む事が多いようです。

店舗のスケルトン解体の費用例

店舗のスケルトン解体工事の費用は、業種や内装の状態などによって異なります。
実際の一例を見てみましょう。

解体に手間のかかる設備や、交通誘導員を置かなければならないような立地条件の場合は、さらに費用がかかるでしょう。
これはほんの一部ですが、参考にしていただけたらと思います。

店舗のスケルトン解体の費用を相場より抑えるには？

店舗のスケルトン解体費用は、出来る事なら相場よりも抑えたいものですよね。
少しでも安くする方法について、いくつかご紹介しましょう。

不用品を自分で処分して店舗のスケルトン解体費用を抑える

店舗などのスケルトン工事に限らず、解体工事で費用が嵩むのが「廃棄物の処分」です。
もちろん、デスクや家具、備品などの不用品の処分を、解体業者に依頼する事も出来ます。

しかし、業者は不用品を、工事で発生した「産業廃棄物」として処分します。
産業廃棄物処分の専門業者に依頼をするため、費用が高くなるのです。

そこで、自分で処分出来るものは自分でする事で、不用品の処分費用が抑えられます。
地域のごみの日に捨てればごみ袋代だけで済みます。

粗大ごみに出したとしても、数百円～数千円で済むでしょう。
リサイクルショップや、不用品の買い取り店に持ち込むのもおススメです。

業者を自分で探して店舗のスケルトン解体費用を抑える

店舗のスケルトン解体を行う場合、大家さんや借りている物件の管理会社などに業者を紹介してもらう事は珍しくありません。
一番簡単で手間がかからないので、一見楽でしょう。

しかし、業者を紹介してもらうという事は、多くの場合「中間手数料」が発生します。
大っぴらには無かったとしても、解体費用の見積りに組み込まれている事も多いのです。

ですから、店舗のスケルトン解体費用を抑えるには、自分で解体業者を見つけましょう。

複数の業者の見積りを取って店舗のスケルトン解体費用を抑える

店舗のスケルトン解体費用を抑えるために自分で業者を見つけても、悪徳業者に当たっていては意味がありません。
また、解体費用は、依頼する解体業者によっても大きく異なります。

信頼出来る解体業者を選ぶには、事前に複数の業者から見積りを取るのがポイントです。
見積りの費用や内容を比べる事で、より優良な業者を見極める事に繋がります。

また、業者同士を競わせる事で、解体費用を抑える事にも繋がるでしょう。
しかし、幾つもの業者から見積りを取っている時間がないという人も多いものです。

そんな時は、「一括見積りサイト」などを利用すると良いでしょう。
ネットで希望や条件を入力するだけで、簡単に複数の業者から見積りを取る事が出来ます。

このようなサイトでは、登録の時点で業者を審査していますら、悪徳業者に当たるリスクが低いのもメリットの一つです。

店舗のスケルトン解体費用のまとめ

店舗のスケルトン解体工事の費用は、だいたいの相場で坪2万円～5万円ほど。
内装の状態や立地条件、依頼する解体業者によっても異なります。

費用を抑えるには、不用品の処分や業者選び、見積もりの取り方など、様々なポイントを押さえましょう。