解体工事のほこり

家の解体工事を行うにあたって、気をつけたいのが近隣トラブル。
中でも、騒音や振動と並んで多いのが「ほこり」による苦情です。

建物を解体するという事は、どうしてもチリや埃は発生してしまいます。
しかし、ご近所への配慮は当然必要です。

解体工事でのトラブルを防ぐには「粉塵(ふんじん)」について正しく理解し、対策する事が重要でしょう。
そこで今回は、解体工事のほこりについて、詳しく解説していきます。

粉塵とは解体工事の際の埃の事

解体工事で建物を壊した際に発生するチリや埃の事を「粉塵(ふんじん)」と言います。
大きな建物を手作業や重機などで壊すため、解体の際には沢山の粉塵が出てしまうのです。

この粉塵が舞わないように、工事の際には養生シートなどで建物を囲って行うのが一般的でしょう。

解体工事のほこりは苦情のもと

解体工事のほこりは苦情のもと

解体工事で発生するほこりによって、近隣から苦情が来てしまうケースは珍しくありません。
具体的に、どんな迷惑をかけてしまう可能性があるのでしょうか。

解体工事のほこりを吸うと体に悪い

家屋の解体において気をつけなければならないのが「アスベスト」です。
アスベストとは、1970年~1990年頃まで建材や車の部品等に使われていた物質。

耐熱性や保温性、絶縁性に優れており「奇跡の鉱物」とも呼ばれていました。
しかし、その後発ガン性がある事が発覚。

2006年からは使用が禁止になっているのです。
アスベストを吸ってしまうと、肺がんや悪性中皮症という病気を引き起こす事があります。

ですから、アスベストを使っている建物に関しては、専門業者による除去工事が必要です。
もしも、アスベストが使われている事を知らずに解体してしまったり、知っているにも関わらず言わずに解体する業者だった場合は大問題でしょう。

裁判沙汰になる事もありますから、事前にしっかりと確認する事が必要なのです。

解体工事のほこりが近隣を汚す

解体工事のほこりに関して、以下のような苦情が多いようです。

  • 干していた洗濯物が汚れた
  • 停めていた車に汚れやキズがついた
  • 家の外壁やカーポートが汚れた

解体工事でほこりが出るのは仕方のない事。
とは言え、もしも自分の身にこのような事が起こったとしたら、苦情を言いたくもなるでしょう。

ですから、もしも苦情が来てしまったら、誠実に対応する事が重要です。

解体工事のほこりでトラブルにならないために

解体工事のほこりでトラブルにならないために

解体工事のほこりで近隣とトラブルにならないためには、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

解体工事ではほこりが出るので近隣への説明が重要

大きな建物を解体するにあたって、埃やチリが発生するのは当たり前と言えます。
ですから、事前にご近所へしっかりと説明や挨拶をする事が重要です。

また、”何かあった場合には遠慮なく申し出て下さい”という旨を伝えておくことで、苦情などの際に大きなトラブルに発展する事を防止出来るでしょう。

解体工事でのほこり対策を怠らない業者を選ぶ

先ほども申し上げたように、解体工事を行う場合、養生シート等で建物を囲って埃やチリが舞わないようにするのが一般的です。
しかし、中にはほこり対策をしっかりと行わない解体業者も存在します。

それにより苦情が発生した場合には、業者だけでなく依頼した側が責任を追わなければならない事もあるのです。
ですから、ほこり対策をしっかりとしてくれる業者なのかどうかを、事前に確かめる事が大切でしょう。

解体工事でのほこり対策に法律はないの?

解体工事での苦情が多いほこりの問題。
残念ながら解体工事でのほこりについての法的規定は、特にはありません。

しかし、”近隣住民への粉塵濃度は”0.2mg/m3以下に留めるように努める”という程度には決められています。
アスベストを含む粉塵(ほこり)濃度に関してはしっかりと法的規定がありますので安心して下さい。

解体工事のほこりのまとめ

解体工事のほこりのまとめ

解体工事においてほこりが立ってしまうのは仕方がありません。
しかし、ご近所への挨拶や説明を怠ると、様々な苦情から大きなトラブルに発展するケースもあります。

アスベストを含んだほこりに関しては、人体への健康被害もありますから、事前にしっかりと確認する必要があるでしょう。
何より、ほこりが立つのを最低限に抑える努力をしてくれる、信頼出来る業者に依頼する事が大前提。

事前に何社かの見積もりを取ってしっかりと検討しましょう。