家を取り壊す際に、基礎杭をどうするのかという問題が出てくる事があります。
基礎杭とは、家を建てる時に地盤が弱い場合、それを補強するために地中に打ち込む棒状の物です。
家を解体する場合、この基礎杭は全て抜くべきなのでしょうか。
その撤去費用についても気になるところです。
そこで今回は、基礎杭の撤去・撤去費用について詳しく解説したいと思います。
Contents
基礎杭は抜くべき?
家を解体する際、基礎杭を完全に抜かなければならないケースと、そうでないケースとがあります。
しかし、抜かない場合にはそれぞれメリットやデメリットがありますから、注意が必要です。
基礎杭を抜くべきケース
家を解体した後に更地にして売るという場合は、全ての基礎杭を抜かなければなりません。
当然その分費用がかかります。
費用については後程詳しくお話しますが、家の解体と同時に行うため、事前に見積もりに含まれてくるでしょう。
分からないや不安な事があれば、依頼する解体業者に事前に相談する事をオススメします。
基礎杭を抜かないメリット・デメリット
基礎杭を抜かないという選択をした場合、費用が抑えられるというメリットはあるでしょう。
また、基礎杭は途中の部分を残してカットするという方法もあります。
しかし、ただ”お金がかからないから”という理由で基礎杭を抜かない、カットするというのは少々危険です。
基礎杭を抜かずにいてその後地盤沈下したり、次に建てた建物が傾いたりといったトラブルは絶対に無いとは言い切れません。
一般的にはそういったトラブルに備えて、杭を打った業者が保険に入っています。
杭を抜くか残すか迷っている場合、その点も踏まえて解体業者に相談をしてみると良いしょう。
基礎杭の撤去費用は?
基礎杭を全て撤去する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
相場など詳しく見ていきましょう。
基礎杭の撤去費用の相場は?
基礎杭の撤去費用の相場については、一概に”いくら”とは言えません。
同じ大きさの土地であっても、杭の数や状況、立地条件や業者によっても大きく異なるからです。
基礎杭の撤去費用の内訳としては、「人件費」「諸費用」「廃棄物処分費用」など。
立地的に重機が使用出来るかによっても、費用に差が出てくるのです。
基礎杭の撤去費用を抑えるには?
基礎杭の撤去費用を抑えるには、事前に複数の業者から見積もりを取る事でしょう。
家の解体費用のように”相場”というものがほとんどありません。
ですから、業者によって見積もり金額が大きく異なるのです。
場合によっては、数十万円の差が出る事も珍しくありません。
また、過去に同じようなケースの工事を何度も行った経験がある業者は、作業もスムーズで工期もだらだらと伸びません。
見積もりの際に色々と聞いてみましょう。
基礎杭の撤去費用の見積もりの段階で地盤調査をしよう
杭を残すにしても撤去するにしても、様々なトラブルを防ぐために重要なのが地盤調査です。
その土地がどのような状態なのかを専門家に見てもらう事で、杭を抜くかどうかについての参考にもなるでしょう。
もしも地盤調査をせず、後々トラブルに発展した際に後悔するような事は避けたいものです。
基礎杭の撤去費用のまとめ
基礎杭は、全て抜かなくてはならないケースと、残せる場合があります。
基礎杭の撤去費用は、状態や杭の本数、立地条件によって大きな差があるため、一概に”いくらぐらい”とは言えません。
業者によっても大きく異なりますから、見積もりは複数の業者に依頼しましょう。
基礎杭を全て抜くには当然、撤去費用がかかりますが、ただコストを抑えるために抜かないというのは危険です。
後に様々なトラブルにならないように、事前に地盤調査を行って検討しましょう。
今、50年前に建てた4階建てのマンションの撤去工事の見積りを何社か取っていますが、杭の撤去の金額がどこを探しても見つからなく、図面には記載があるものの基礎図面と共通事項が事項が違っているように思われます。
通常4階建て鉄筋コンクリートの建物には、何メートルの深さの杭が必要でしょうか?
ちなみに共通事項の方にはGL-16mと記載があります。
図面の方の杭は梁(GL-1.5m)下より-2.75mと記載があります。
近くの堀川が流れているので少し深い気もします。
アドバイスお願い致します。