荒川区の解体費用の単価坪は？優良業者の選び方

東京23区の中では面積は狭めですが、人口密度はトップクラスの荒川区。
子育て政策などに力を入れており、ファミリー層に人気の下町情緒溢れる街です。

そんな荒川区で、解体工事を行う場合、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
実は、解体費用の相場は、地域によって異なるのです。

今回は、東京都荒川区の解体費用について、詳しく解説したいと思います。

Contents

荒川区の解体費用の単価坪は？

東京都荒川区の解体費用の相場は、どれくらいなのでしょうか。
坪単価や費用例をまとめてみましたので、参考にしてみて下さいね。

荒川区の解体費用の坪単価

こちらは、荒川区の解体費用の平均的な坪単価です。

構造	坪単価
木造	4.0万円
鉄骨造	5.8万円
RC造	7.0万円

解体費用の相場は、どのような工法によって建てられているかによって異なります。
鉄骨などの金属を使用した建物は、木造に比べて頑丈です。

その分、取り壊すのにも手間が掛かるため、費用は高くなる傾向にあります。
特に、RC(鉄筋コンクリート)造の建物の解体には、多くの費用が掛かるでしょう。

また、上記は建物の解体に掛かる費用の相場です。
解体工事で行うのは、建物の解体だけではありません。

この他に、人件費や設備費、外交工事などの様々な費用が掛かるという事を、覚えておきましょう。

荒川区の解体工事の費用例

荒川区で実際に行われた、解体工事の費用例をご紹介します。

構造	坪数	費用	工期
木造2階建	21坪	122万円	6日間
RC3階建	81.5坪	958万円	58日間
木造2階建	24.3坪	123万円	8日間
工場内装解体	30坪	78万円	7日間
木造2階建	17坪	81万円	8日間

解体費用には目安として、坪単価などの相場がありますが、実際にはその通りになるものばかりではありません。
解体工事の内容や条件は、物件ごとに違うからです。

必要な重機や人員、工期など、費用に関わる条件が違えば、例え同じ構造や広さであっても費用には差が出ます。
ですから、費用例はあくまでも参考程度にお役立て下さい。

荒川区で解体費用が高くなるのはどんなケース？

様々な条件によって変動する解体費用。
「予算が足りない！」とならないためには、費用が高くなる要因を把握しておく事が重要です。

荒川区で解体費用が高くなるケースについて、解説しましょう。

アスベストを含んだ建物

荒川区は、古くから下町として親しまれている地域。
築年数の古い建物も多く存在するでしょう。

そのような、古い建物の解体には、多くの費用が掛かるケースがあります。
それは、「アスベスト」を含有している場合です。

アスベストを含む建物の解体には、処分費用が別途掛かるため、解体費用は高くなるでしょう。
アスベストは、1990年代ごろまで建材に多く使用されていた、天然鉱物の一種です。

耐久性や耐熱性に優れ、加工しやすい事などから、「奇跡の鉱物」と呼ばれ重宝されていました。
しかし、アスベストの繊維は非常に細かく、吸い込む事で肺まで到達してしまいます。

そして、様々な病気の原因となるのです。
その事実が発覚して依頼、段階的な規制を経て、現在では使用が禁止されています。

しかし、それ以前に建てられた建物には、未だにアスベストが含まれている可能性があるのです。
古い建物の解体をご予定の方は、事前にアスベストの含有調査を行いましょう。

狭小地での解体工事

解体費用を高くする要因の一つが、立地条件です。
住宅街などに多いのが、狭い場所に建つ家屋。

狭小地や変形地に建つ建物の解体費用は、高くなる可能性があります。
必要な重機や作業車が入れず、手間が掛かるからです。

本来機械を使用して行う作業を人の手で行えは、その分人件費は嵩みます。
工期も延び、現場の維持費も掛かるのです。

また、隣の建物との距離が近い場合には、騒音や粉塵に対する対策を強化しなくてはなりません。
このように、狭小地での解体工事には非常に手間が掛かるため、費用が高くなるのです。

荒川区にも、狭小地に建つ建物はあるでしょう。
そのような条件での解体工事をお考えの方は、多めに費用を用意しておきましょう。

荒川区で解体費用を抑えるためのポイント

解体工事には多額の費用が掛かります。
出来る限り安く抑えたいものですよね。

ここからは、荒川区で解体費用を抑えるためのポイントを、いくつかご紹介しましょう。

荒川区に解体工事で利用できる補助金制度はある？

荒川区には、解体工事に関連する補助金や助成金制度が設けられています。

制度	内容
老朽空家住宅除却助成事業	危険な老朽空家住宅を除却する際に、除却費の一部を助成
不燃化特区内での解体助成金制度	不燃化特区内にある建物の除却や修善費用、防火耐震補強工事費の一部を補助
ブロック塀等撤去助成事業	道路に面する危険なブロック塀等の撤去のための費用の一部を助成

このような、自治体の制度を活用する事で、解体費用を大きく削減できるでしょう。
荒川区の一部の地域は、東京都の行う「木密地域不燃化10年プロジェクト」の不燃化特区に定められています。

特区内の地域では、特に多くの制度を受ける事が出来ます。
ただし、それらの制度を利用するには、事前に審査を受けなければなりません。

制度ごとに定められた基準があり、それを満たす場合にのみ、利用が可能なのです。
審査にはある程度の時間が掛かりますから、前もって手続きを行いましょう。

自分で出来る事は業者に依頼しない

解体業者を決定してから、無事完了するまでには、様々な工程を踏みます。
そのそれぞれに、費用が掛かるのです。

ですから、業者に依頼する項目を減らす事が、解体費用を抑えるポイントと言えます。
例えば、家屋内の不要品の処分は、業者に依頼する事も出来ますが、費用が割高になります。

ゴミの日に出したり、粗大ゴミとして荒川区に引き取ってもらえば、費用はほとんど掛かりません。
また、カーポートやウッドデッキ、小さな倉庫程度の簡単な解体ならば、DIYが得意な人は自分でも行えるでしょう。

建物滅失登記などの、簡単な届出に関しても、自分で行う事で費用の削減になります。
このように、自分で出来る事は意外に多くあるのです。

費用を抑えたい方は、業者に依頼をしなくとも出来る事はないか、検討してみましょう。

複数の業者から見積りを取ろう

解体業者を選ぶ事も、出来れば自分で行いましょう。
他社からの紹介を受けた場合、中間マージンが発生する事がほとんどだからです。

業者探しのポイントは、複数の業者から見積もりを取り比較をする事。
価格競争に繋がり、費用が安くなる可能性があります。

また、見積り内容を比較する事は、より優良な業者を選ぶ事にも繋がるのです。
とは言え、業者探しに慣れている人は、多くはないでしょう。

そこで、オススメなのが「一括見積りサイト」です。
ネットを使って複数の業者の見積りを取る事が出来ます。

このようなサイトでは、業者を厳しく審査した上で登録していますから、安全性が高いのもオススメの理由なのです。
当サイトがオススメしている見積りサイトには、荒川区周辺の業者も多数登録しています。

気になる方は、是非見積りを取ってみて下さい。

荒川区と解体のまとめ

東京都荒川区の解体費用の相場は、坪単価4.0～7.0万円ほどです。
ただし、様々な条件によって変動しますので、参考程度にお役立て下さい。

荒川区の一部は、東京都の行う「木密地域不燃化10年プロジェクト」の対象地域になっています。
様々な補助金制度が受けられますので、該当する方はぜひ利用してみて下さい。

また、解体費用を抑えるには、業者選びは自分で行いましょう。
見積りサイトなどを利用すれば、解体工事に詳しくない方でも、簡単かつ安全に業者選びが出来ます。