蔵の解体

日本の伝統的な建築法で建てられた「土蔵」。
一般的に「蔵」などと呼ばれ、お庭に建っているという人もいるでしょう。

しかし、そんな土蔵も時代と共に役目を終え、解体しなくてはならない時が来ます。
そこで今回は、土蔵の解体について詳しく解説したいと思います。

費用や手順、業者の選び方など、詳しく見ていきましょう。

土蔵とは?

「土蔵作り」とは、土壁の上から漆喰などを塗って仕上げられた、日本の伝統的な建築様式の一つです。
古い町並みなどで、白い壁の蔵を見かけたことがある人もいるかと思います。

防災や防湿に向く構造であるため、穀物や酒、貴重品などの保管庫として、昔は「土蔵」と言えば一般的でした。

土蔵の解体費用はどれくらいかかる?

土蔵の解体費用

土蔵を解体するのに掛かる費用は、どれくらいなのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

費用の相場は?

土蔵の解体費用は、構造や大きさなどによって大きく差が出るものです。
また、解体方法が複雑であり、業者によって得意・不得意もありますから、一概にいくらとは言えません。

ただし、一般的な木造の建物よりも割高になるというのは、間違いないでしょう。

土蔵の解体費用が高くなるのはナゼ?

土蔵の処分に高い費用が掛かるのは、一体ナゼなのでしょうか。
それは、土蔵の複雑な構造が関係しています。

土蔵を造っているの主な材質は、土です。
しかし、土と一口に言っても、土蔵に使用されているのは純粋な土だけではありません。

土蔵の壁には、木材や漆喰、竹や縄なども含まれているのです。
ですから、処分の際にはしっかりと分別をして、産業廃棄物として片づけられます。

土蔵の土壁には「小舞(こま)」という格子状に竹で編んだ土台や、藁の練り込まれた土が使用されています。
この土壁から土を落とす作業が、非常に手間が掛かります。

このように、解体作業はもちろん、廃棄物の分別や処分にも手間が掛かるため、土蔵の解体費用は高くなるのです。

土蔵には、貴重品が眠っていることも!

土蔵は、数十年もの昔から、その家で代々使用されている物もあります。
そのため土蔵には、古い時代の品が多く保管してある事があるのです。

解体工事の前には、土蔵の中の物を処分しておかなければなりませんが、すぐに捨ててしまうのは少し待って下さい。
パッと見では価値のなさそうなものであっても、実は今では手に入らない貴重品だというケースもあるのです。

そのような物を、不要品として処分してしまっては非常に勿体ないでしょう。
家に飾ったり、思い出の品としてとっておくのも良いかと思います。

また、骨董品の買取業者に持ち込むのも良いでしょう。
場合によっては大きな値が付き、結果的に解体費用を抑える事にも繋がります。

土蔵の解体手順は?

土蔵の解体手順

土蔵は、どのように解体していくのでしょうか。
基本的な手順を見ていきましょう。

1:土蔵の中の残置物の処分
2:養生・足場の設置
3:瓦の分解・撤去
4:土蔵本体の解体
5:土壁の処理
6:産業廃棄物の処分
7:整地

土蔵は、このような手順で解体していきます。
一通りの流れを把握すれば、業者とのやり取りや相談などを、スムーズに行えるでしょう。

また、整地の仕上がりに関しては、解体業者によって差があります。
事前に、何をもって「整地」とするのかを、確認しておきましょう。

土蔵の解体を依頼する業者の選び方

土蔵の解体を依頼する業者の選び方

土蔵の解体の際には、業者選びも重要なポイントです。
失敗しないための、業者の選び方をご紹介しましょう。

土蔵の解体経験の豊富な業者を選ぼう

土蔵造りの建物は、その名の通り土を多く使用して作られています。
そのため、解体の際には埃や粉塵が多く出るのです。

ご近所に迷惑が掛からないために、養生などの設備をしっかりと行なわければなりません。
また、先ほどもお話したように、廃棄物の分別や処分などには非常に手間が掛かります。

このように、土蔵の解体では、ご近所への十分な配慮や、高い技術が必要となるのです。
ですから、土蔵の解体の経験が豊富な業者を選びましょう。

スムーズに作業が出来れば、それだけ工期が短くなり費用の削減になりますし、ご近所トラブルを避ける事も出来ます。
見積りの際に、土蔵の解体経験があるかどうかを、確認してみると良いでしょう。

複数の業者を比較しよう

土蔵の解体をお考えの際は、複数の業者から見積りを取って比較しましょう。
内容を見比べる事で、より信頼できる優良な業者を選ぶ事が出来ます。

その際には、土蔵の解体経験があるかどうか、確認しましょう。
また、複数の業者から見積りを取るのは、価格競争に繋がり費用が安くなる可能性があります。

業者に足を運ぶのが難しい方は、ネットで見積りが取れる「一括見積りサイト」がオススメです。
ネットで簡単に、複数の業者から見積りを取る事が出来ます。

また、このようなサイトでは、業者の登録時に厳しい基準で審査を行っています。
ですから、いわゆる「悪徳業者」にあたるリスクを軽減できるという点も、オススメの理由なのです。

土蔵の解体のまとめ

土蔵の解体のまとめ

土蔵の解体費用は、様々な条件によって大きく差が出ます。
一概に「いくら」とは言えないのです。

しかし、土蔵の解体には多くの手間が掛かりますから、一般的な木造住宅に比べると、割高になるというのは確実でしょう。
土蔵の解体を依頼する業者を選ぶ際は、複数の会社から見積りを取って比較をするのがポイントです。

土蔵の解体経験の豊富な業者を選ぶ事で、費用の削減やトラブルを防ぐ事にも繋がります。
見積りの際にしっかりと確認をし、より自分に合った優良な業者を選びましょう。