解体工事で家が揺れる

解体工事は、騒音や粉塵、そして大きな揺れを伴います。
どんなに気をつけていたとししても、全てを防ぎきる事は出来ません。

しかし、それも度を超えてしまうと大問題。
近隣の住民にとっては、長時間続く振動や騒音は大変なストレスとなるでしょう。

しかし、解体工事で家が揺れる理由とは、何なのでしょうか。
また、その揺れによって隣家への影響があるのかも気になります。

そこで今回は、解体工事の際に家が揺れる事について、詳しく解説したいと思います。

解体工事で家が揺れる原因

解体工事で近隣の家が揺れるそもそもの原因は、工事の作業で発生した振動が、地面を伝わり流れてくる事にあります。
また、隣家との距離が著しく近い場合は振動が伝わりやすいでしょう。

もともと隣家が古かったり耐震が弱い場合にも、通常よりも揺れる可能性が高くなります。

解体工事の揺れで隣家に影響はあるの?

解体工事の揺れで隣家に影響はあるのか

解体工事で揺れるのは、正直なところ「仕方がない」部分もあります。
とは言え、自宅が揺れるというのは、近隣住民にとってはとても不安な事でしょう。

「このまま家が壊れてしまうのでは」と心配に思う人もいるかと思います。
ほとんどの場合には、解体工事で揺れる事による影響はありません。

ただし、大きなビルやマンション解体、隣家との距離が著しく近い場合には注意が必要です。
実際、外壁にヒビが入ってしまったり、家が傾いたりなどの影響が出た例がない訳ではありません。

では、実際に、どのようあな作業で振動による影響が出るのでしょうか。

どんな作業で影響が出るの?

解体工事で行われる作業には様々なものが挙げられます。
中でも、家が揺れる程の影響が出るのは大きな重機を使用する作業です。

また、地盤の掘削など、地中を深く掘るような作業でも大きな振動が発生すると考えられます。
ですから、工事の途中で地中埋設物などが見つかった際には、一度振動の大きさについて、業者に確認してみると良いでしょう。

解体工事の揺れに関する法律はあるの?

解体工事の振動に関しては、環境省が「振動規制法」という法律で様々な規定をしています。
「振動規制法」とは、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資する事を目的に作られました。

建設工事の中で行われる作業のうち、著しく振動を発生させるものに関して規制をしています。
振動の大きさはもちろん、工事の作業時間帯や日数、曜日などについても取り決めがされているのです。

ちなみに、振動規制法で定められている振動の大きさは「75db(デシベル)」となっています。
「デシベル」と言われても、いまいちよく分からない方もいますよね。

具体的な例を挙げますと、90デシベルがカラオケボックスの室内や犬の鳴き声。
80デシベルは地下鉄の車内やピアノの音ほどの騒音や振動だと言われています。

75dbの基準を守って解体工事を行っていれば、家が揺れる事があっても影響はほとんどないと考えられます。

解体工事の揺れで隣家とトラブルにならないためには?

解体工事の揺れで隣家とトラブルにならないためには

もしも近所で解体工事を行っていて、自分の家が揺れるとなれば心配になる人もいるでしょう。
建設工事のクレームの中でも「振動」に関する物は多いようです。

また、家が揺れるという事だけでなく、「家にヒビが入った」「家が傾いた」などのクレームは放ってはおけません。
このようなトラブルを防ぐには、どうしたら良いのでしょうか。

事前に家屋調査を行う

隣家が近い場合や、地面を掘り起こす予定がある場合には、家が揺れる可能性があります。
後から損害を被ったと言われても、それが本当に解体工事によるものなのかどうかは分かりません。

中には、もとから家にあったヒビや傷を、解体工事によるものだと勘違いする人もいます。
このようなトラブルを防ぐために有効なのが「家屋調査」です。

家屋調査とは、建設工事などの前に近隣の建物の現状を把握しておくための調査。
後にクレームなどがあった際に、工事との因果関係を証明する事が出来るのです。

専門の調査員が実際に建物を調べ、写真等も撮ってくれます。
いざという時にとても役に立ちますから、心配な人は多少費用がかかってもやっておくと良いでしょう。

事前の挨拶でしっかりと説明をしよう

家が揺れる事に関してのクレームやトラブルを防ぐには、事前の挨拶は欠かせません。
騒音や振動が発生する事を、しっかりと伝えましょう。

また、解体工事業者と一緒に伺い、家が揺れる事があっても大丈夫だと言う事を説明してもらうのも効果的です。

解体工事は業者選びが重要

解体工事は業者選びが重要

解体工事では、信頼出来る業者選びも重要なポイントです。
数ある解体業者の中には、不当な追加請求や不法投棄などの犯罪行為を行ういわゆる「悪徳業者」も存在します。

そのような業者は、振動規制法などの法律を守らず工事を行う可能性もあります。
近隣からの「家が揺れる」と言ったクレームの原因にもなりかねませんから、注意が必要なのです。

信頼出来る解体業者を選ぶには、事前に複数の業者から見積りを取る事がポイント。
見積りの費用や内容を見比べる事で、より優良で自分に合った業者を選ぶ事が出来るでしょう。

とは言え、幾つもの業者に足を運んだりアポを取ったりするのは大変です。
そこでオススメなのが、「一括見積りサイト」などを利用する事。

ネットで簡単に最大3社までの見積を取る事が出来ます。
また、このようなサイトでは事前の審査で業者をふるいにかけていますから、悪徳業者にあたるリスクを減らせるのも、オススメのポイントなのです。

解体工事と家が揺れるまとめ

解体工事と家の揺れのまとめ

解体工事で家が揺れる原因は、工事の作業による振動が地面を通じて伝わる事。
大きな建物を解体するのですから、多少は仕方がない部分もあるのです。

ほとんどの場合、解体工事の振動によって隣家への影響はないと考えられます。
しかし、実際に外壁の亀裂や建物が傾いたという例もあるのです。

そのような、家が揺れる事によるトラブルを防ぐためには、事前に家屋調査を行う事をオススメします。
また、工事の前にしっかりとあいさつに伺う事も、その後のご近所付き合いを円滑にするためのポイントと言えます。

そして何より、解体工事は信頼出来る解体業者に依頼をしましょう。