家の解体工事を行うにあたって、色々と迷うのが近隣への挨拶です。
大きな建物を壊す訳ですから、当然ご近所に迷惑をかけてしまう事もあるでしょう。
しかし、解体工事前の挨拶は本当に必要なのでしょうか。
また、挨拶をする場合、どのような事に気をつけたら良いのかについても、詳しくお話しましょう。
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近隣への解体工事の挨拶なしはトラブルのもと?
結論から申し上げますと、解体工事の前のご近所への挨拶は、した方が良いでしょう。
建物を壊す作業はもちろん、重機や作業車の出入りなど近隣へは様々な迷惑をかける可能性があるからです。
では、具体的にどのような迷惑をかけてしまう可能性があるのでしょうか。
解体工事は近隣へどんな迷惑をかける?
解体工事を行う際に、近隣へ迷惑をかけてしまう可能性としては様々な事が考えられます。
- 騒音
- 振動
- 粉塵(ほこり)
- 作業車の出入り
大きくは、上記のような事が考えられるでしょう。
騒音や振動、粉塵に関しては条例などでも基準値などが設けられているものもあります。
しかし、法律上の問題はさておき、実際に迷惑をかけてしまうのは事実です。
解解体工事の前に挨拶や説明をしていないと、その後苦情やトラブルに発展してしまうかもしれません。
ご近所に理解をしてもらえるように、事前の挨拶はしっかりとしましょう。
解体工事の挨拶回りはどうしたらいい?
解体工事の挨拶回りと一口に言っても、実際には何をどうしたら良いのでしょうか。
失礼のないようにしたいものです。
詳しく見ていきましょう。
解体工事の挨拶回りはいつ誰が行くの?
解体工事の挨拶回りには、出来れば解体業者の人と一緒に行けるのが理想的でしょう。
なぜなら、業者の人と一緒に行く事で、工事に関する近隣住民の疑問や質問に確実に答えられるからです。
もしもそれが難しい場合には別々でも問題ありませんが、質問を受けた場合には業者に確認をして再度伝えましょう。
挨拶の時期としては、工事開始の10日~1週間ほど前がベストと言えます。
解体工事の挨拶回りの範囲は?
解体工事の挨拶は、どこまで回るかも悩み所です。
一概にどこを回れば正解と言うものはありません。
しかし、両隣と向かい、そして裏のお宅には伺いましょう。
その他、作業車が通る、音が響く事が考えられるなど、工事を行うにあたって迷惑をかけるであろう所もあるかと思います。
そのようなお宅には、挨拶に行く事をオススメします。
解体工事の挨拶回りに挨拶文は必要?
解体工事の挨拶の際に、挨拶文は必要なのでしょうか。
解体工事の挨拶文のポイントと例文
もしも、工事を請け負っている解体業者が書類を用意している場合には、挨拶文は無くても良いでしょう。
しかし、業者が挨拶文を用意していない場合や、そもそも挨拶に行かないという業者も中にはあるようです。
そのような場合には、施主が挨拶文を用意する事をオススメします。
また、伺ったお宅が留守がちな場合もあるでしょう。
そのような場合、何度も足を運ぶのも大変でしょうし、相手にも迷惑かもしれません。
留守がちなお宅には、業者が書類を用意している場合にも、簡単な挨拶文を投函しておくと良いでしょう。
解体工事の挨拶文の例文
解体工事の際の挨拶文の例文を作ってみましたので、参考にしてみて下さい。
ご挨拶
平成○年○月○日
書面にて失礼致します。
この度、近隣にて解体工事を行う事になりました施主の○○と申します。
工事期間中は騒音や振動等で皆様には多大なご迷惑をおかけするかと存じます。
解体工事期間中は安全、騒音等に万全の注意を払いますので、何卒ご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。解体工事場所:○○市○○区○○番地
解体工事期間:平成○年○月○日~平成○年○月○日
施主:○○ ○○
施工業者:○○建設
緊急連絡先:○○-○○○○-○○○○
挨拶文には、解体工事を行う場所、期間、施主と業者の名前、そして連絡先をしっかりと記載しましょう。
解体工事の挨拶回りの粗品について
解体工事の挨拶回りの際に、粗品を持っていく事は決まりではありません。
しかし、持っていくのが一般的でしょう。
解体工事の挨拶の粗品にのしは必要?
解体工事の挨拶回りに添える粗品は、洗剤や石鹸、タオルなど相手が貰って気を使わない程度の物が良いかと思います。
その際、のしは付けた方が丁寧な印象です。
のしには「ご挨拶」と入れるのが一般的でしょう。
解体工事の挨拶回りをきちんと行う業者を選ぼう
解体工事の挨拶回りは、業者も行うのが一般的でしょう。
しかし、中にはしない業者もあるようです。
施主だけでは分からない部分もありますし、きちんとした業者は挨拶回りもしっかりとしてくれます。
事前に何社が見積もりを取り、その段階で挨拶回りについても聞いてみると良いでしょう。
解体工事の挨拶のまとめ
解体工事を行う際には、色々と迷惑をかける事が考えられます。
ですから、事前にご近所への挨拶回りを行いましょう。
しっかりと挨拶や説明を行う事で、理解してもらえる事も多くなります。
挨拶回りの範囲については臨機応変に。
業者と一緒に工事の説明も出来るのが理想的です。
その為にも、挨拶回りをきちんと行ってくれる信頼性の高い業者を選びましょう。